田島緑化工事 G-wave グリーンルーフシステム GreenRoofStory 屋上緑化システム vol.2
94/116

屋上菜園メンテナンス屋上は地上よりも乾燥しやすい環境下であるため、灌水労力の低減に自動灌水装置の設置もおすすめしています。灌水は、品種にあわせ、適正な頻度で適正量を行います。早朝または夕方の時間帯にまんべんなく行います。過度な灌水や夏季に於ける日中の暑い時間帯の灌水は、蒸れの原因となり、生育上好ましくないため注意が必要です。自動灌水装置は点滴式灌水ホースを埋設(または土壌上に敷設)するため、作業中に灌水ホースを誤って切らないよう注意が必要です。適切なお手入れを行うことにより元気に育ち美味しい野菜が収穫できます。屋上菜園の設置後には種子が飛来し、雑草が生えてきます。雑草は発芽前や種子を落とす前、雑草が生えやすい梅雨、初夏〜秋頃に緑化帯を点検し、根元から引き抜くように取り除きます。除草剤等の使用は原則不可としています。屋上菜園のお手入れ、年間のスケジュール93一般的に屋上に菜園をつくる際は、300mm以上の土壌厚が必要と言われています。屋上菜園は日当たりもよく地上よりも害虫の被害は少ないと言われていますが、防水層・耐根層保護層の設置、風対策などが必要になります。Point 1防水層の保護防水層露出仕上げの屋上でスコップの剣先を鋭く突き刺すような行為は、保水・排水・通気パネルを突き抜け、防水層や耐根層を傷つける懸念があるため、そのような行為は控え、必ずマットなどの保護層を設けるようにします。Point 3土壌の飛散対策収穫後のさら地状態の場合は、風で土壌が飛散し近隣へ迷惑がかからないよう、シートの活用や生垣を設置し風対策を行います。灌水Point 2大きく3つに分けて根菜類、葉茎菜類、果菜類の3つがあり、それぞれ必要な土壌厚は変わりますが、土を耕す作業や植え替え作業も考慮して300mm以上の土壌厚を確保します。Point 4野菜は樹木や花などに比べて最も養分を必要とします。人工軽量土壌は必要最低限の肥料分のみ添加されているものが多いため、菜園に適した培養土の採用、または人工軽量土壌にバーク堆肥等を20%以上混ぜる等の処置をして有機分を高めた土壌を使います。除草土壌厚の確保土壌づくり健全な生育状況雑草が繁茂し植栽が被圧され衰退屋上菜園について屋上で菜園をつくる上でのポイント屋上菜園の管理作業メンテナンス屋上菜園×

元のページ  ../index.html#94

このブックを見る